おやしらず

先週の金曜に、また歯医者に行った。
右上に小さな虫歯があるというので、治療をしてもらう予定だった。


丁度その前日、嫁の友だちが家に遊びに来て、おみやげにケーキを
持ってきてくれた。

有名なケーキ屋さんらしく、めちゃ上手かったが、やや歯が痛い。
痛み出したということは、虫歯がひどくなっているのでは？ と、
かなりびくびくしながら、歯医者に行ったのを微かに覚えている。


到着し、美人の歯科医に奥歯が痛みが始まったと伝えても、
そんなにひどくはない、とのこと。

でも、何となく納得がいかなかったので、親知らずのあたり、と
伝えると、前の歯に隠れて見えなかったようで、

「あぁ～～～、これはすごいね」

とぽつり。


治療を始めたものの、予想以上に深い＋かみ合わせに影響していない、
ということで、急遽抜くことに。

基本的に予約してから抜歯はするようだが、私もあまり何回もこれない
（ほんとは痛みがつらい）ので、

「先生、今日抜いてください。」

とやや強引にその日に抜くことにしてもらう。


しかし、親知らずと言えば、奥歯でももっとも力強く生えている歯。
この華奢な先生に抜けるのか、ちと心配だった。


じ「先生、おやしらずはかなり大きい歯ですが、簡単に抜けるのですか？」

歯「まぁ、色々やり方はありますから。
　　だめだったら、砕いたりとか」


じ「・・・。」


歯を抜くシーンは生々しいので割愛するが、思っていたよりあっけなく終わった。

ただ、貧血で20分ほど横になっていた、先生より華奢なじゅごんであった。