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じゅごんの徒然なるウクレレ&日記
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英国の空港でテロ未遂があった。
結局、事前に察知した当局により、テロは未然に防がれたが、現在入出国審査は、たいへんらしい。


テレビに映し出された入国審査を見ていて、ふと私が初めて海外に行ったときのことを思い出した。

うら若き青年だったじゅごんは当時20代後半。
技術職だったものの急遽ロスへ1ヶ月行くことになった。

突貫で英語を必死に勉強し、とりあえず初めて受けたTOEICが640点くらいだった。
TOEIC主催団体の基準だと、海外短期出張がこなせそうなのが640点くらいからだったと記憶しているので、かなり微妙な点数だ。

しかも事前に自分でやった模試では500点くらいで、640点は正直 勘が冴えていただけ


で、かなり不安な状態で渡米したわけだが、機内で隣になったアメリカ人とお話ししたところ、まぁまぁコミュニケーションが取れた
「わしも結構いけるやん!」

多少気もゆるみ、旅を楽しむ余裕も出てきた。


そして、入国審査だ。
たまたま私の前には、アラブ系っぽい人がいたのだが、かれこれ20分近く言い合っている。
しかも一番の問題は、私がそのやりとりがまったく理解できないことだった。

さっき機内でちょっとしゃべれて気をよくしていた私は、現実の厳しさを目の当たりにし、

こっ、これは入国できないかもしれない・・・」

だれだ、入国審査なんてあってないようなもんだ、とか言ってたヤツはぁ
と一人、初めての海外に胸をときめかせる訳ではなく、動悸が激しくなっていった。

ようやくアラブ人のやりとりが終わった。
・・・彼は別室に連れて行かれるようだ

はじめてラブレターを渡したときより震える手で、パスポートを審査官に渡す。
審査官はパスポートを一瞥し、私の顔を見る。

「・・・」

手を無造作に振り、『行って良し』のようなジェスチャーをとる。

「っえ

忍び足で、審査官の横を通り過ぎると、ほんとうに通過させてくれた。

びば、じゃぱん
このときほど、日本人で良かっと思ったことはない。

ありがとう、日本。
ありがとう、おとうさん、おっかさん


P.S. ちなみにこの翌年、9.11が起き、審査が格段に厳しくなりました。

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一目会ったその日から、恋の花咲くこともある。

ウクレレネタより、日常ネタの方が多いですが、ごゆるりとしてってくだされ。
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